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てぬコレの取材で中村が書いた記事を転載します。
2009年に鈴鹿市伝統産業会館に見学に行った時の様子です。

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さて、夏から冬にかけててぬコレでは
いろいろと見学に行ってきました。


まずはきれやの安藤さんの手配で、鈴鹿市伝統産業会館にて伊勢形紙の歴史を見学、また、てぬコレの手ぬぐい図案を職人さんに目の前で彫っていただきました。

伊勢形紙は、友禅、小紋などの柄や文様をきものの生地に染めるために昔から使われてきました。なんと千有余年の歴史があります。


その歴史は古く、その発祥には色々な説がありますが、室町時代末期(1570 年頃)には形紙があったと推察されています。江戸時代になると、現在の鈴鹿市白子地区を中心に、徳川紀州藩の保護の下に独占企業として、染形紙製作の振興が行われ、形紙商人は「紀州御用、伊勢形紙」と染め抜かれた堤灯、鑑札を持ち、全国各地を行商し、「伊勢形紙の白子」が広く知れ渡りました。


現在では需要の大半を占め、手作りによる形紙を京都・東京をはじめ全国に送っているそうです。

防染のりを張るためには丈夫で厚い形地紙が必要です。
この形地紙は5000枚くらいまで、防染のりを張るのに耐えられるようにできてるそうです。
現代はセルロイドでできた化学繊維の丈夫な形紙もありますが、
江戸の時代には当然そんなものはありません。

昔は乾燥した和紙を燻煙室へ入れ、一週間いぶし続けて伸縮しにくいコゲ茶色の型地紙を作っていました。それをさらにもう一度柿渋(※)に浸し、天日乾燥→室干し→表面の点検という長い工程を得て型地紙となります。

柿渋(※)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%BF%E6%B8%8B



■型地紙の工程
1.法造り(ほづくり)
200〜500枚の和紙を重ねて規格寸法に裁断します。
2.紙つけ
三枚の和紙を紙の目に従って、柿渋で張り合わせます。
3.乾燥
紙つけの終わった紙を桧の張板に貼り、干します。
4.室干し
乾いた紙を燻煙室へ入れ一週間いぶし続けます。

伊勢形紙とは、和紙を加工した紙(形地紙)に、鋭利な彫刻刀で文様や図柄を丹念に彫りぬいたものです。形紙を作るには高度な技術とともに根気と忍耐が必要です。てぬコレの図案はこうした熟練の職人さんたちによって、彫られています。
昭和58年に通商産業大臣の「伝統的工芸用具」の指定を受け、形紙産業の振興と認定を受けた「伝統工芸士」により伝統技術の維持向上に努めているそうです。

■彫りの種類
・縞彫(引彫)
定規と彫刻刀で、均等の縞模様を彫ります。熟練の職人さんは1センチ幅に最高11本(!)もの縞を彫れるそうです。


・道具彫
彫刻刀の刃自体が文様の単位になっていて、これで形地紙を彫り抜きます。


・錐彫
小紋を彫る技法。半円型の彫刻刀を回転させながら小さな孔を彫り上げていきます。


・突彫
5〜8枚の形地紙を穴板の上でつくようにして、前に掘り進みます。これには補強のため、紗張りをすることもあります。


昔の見本帳に大コーフン!!(笑)


てぬコレの「二兎の雪うさぎ」を目の前で彫っていただきました。


職人さんの道具は多い人で2000本(!)の彫刻刀を使い分けているそうです。

彫り上げるのにこの「二兎の雪うさぎ」で約5時間かかるそう。



江戸小紋の細かい文様にいたっては、数日かかるそうです。
数日とはいっても細かい文様は少しでも刃先が狂うとやり直しなので、相当な集中力が必要と思われます。

この会館では、おみやげに手ぬぐいもありますよ!
もちろん即購入(笑)手ぬぐい好きのみなさん、いかがですか?



鈴鹿市伝統産業会館
〒510-0254 鈴鹿市寺家三丁目10番1号
TEL/FAX 0593-86-7511
開館時間 午前9時〜午後4時30分
休館日 毎週月曜日(祝日のときは翌日)12月28日から1月4日
入館料 無料
交通のご案内 近鉄名古屋線「鼓ヶ浦」駅より東へ徒歩10分


ちなみにのぐちさんの「亀亀亀松竹梅」の
インスピレーションの元になった亀たちはこちら(笑)


のぐちようこさんのHPはこちら♪
http://www.yo-happy.com/