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てぬコレの取材で中村が書いた記事を転載します。
2009年に丸佐織物株式会社の工場見学に行った時の様子です。

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愛知県知多市にある、丸佐織物株式会社の工場を訪ねました。
こちらの工場で、てぬコレの手ぬぐいを織っていただいています。

お忙しい中、代表・竹内利久さんとご子息の佐利さんに
お話を伺いました。


右が竹内さん

現在、この工場では約500台の織機がフル稼動しています。
一日に毎日3万本(手ぬぐい1本900mmとして)は生産していて、
年内生産はいっぱいいっぱいだそうです。





料理屋などでどうしても手ぬぐいでなければと、
多くの需要があります。

包丁もタオルだと毛羽がつく。
さらしが毛羽がつかないので重宝されていて、
板場からのリクエストで、目の細かさは5種となったそうです。

この工場で織られているさらしは、丈夫で破けない。
裸祭りのときに一斉にさらしを収めていて、
組での評判もよく、注文がくるそう。
動きが激しいお祭り。丈夫さがリピーターを呼んでいるとのこと。


織られたばかりのさらしはこんな色をしています。
白くするにはいったん漂白をしているのです。

東京でいう総理は文という商品になります。
下から2番目で目が粗いもの。
11号、文(総理)、特文、上特文、特総理(一番出ている)、特上総理(特岡ではなく、特上の総理)という種類があるそうです。
さらしの呼び名は地方によって違い、この地方ではこう呼ばれているそうです。
この文は目が粗いため、吸収性に優れていて、
手ぬぐい用に使われることが多いのです。





文は糸を650本/一寸(約30センチ)使っています。ここの工場で織られるさらしはよく伸びて丈夫。
なぜなら折の段階で、ぎゅうぎゅうにつめて織るため。
そうするとよく伸びるそうです。

12反が通常出荷状態だが、巻きで伸びると少し長さが出て、一反分長くなるそう。一反分、お得となります。
もちろん、つめて折ることで糸代はかかりますが、
丈夫で長くつかってもらいたい、お客様に喜んでもらいたいと竹内さんの願いが織り込まれています。


一反(約11メートル)の巻きがどんどん積まれていきます。



工場はとても室温湿度が高く設定されています。
35度くらいありました。
というのも寒いと乾燥して、糸が切れてしまうそうです。
また綿を扱っているのでほこりがすごい。
私は5分ほどで、全身がかゆくなってしまいました。
大変な職場だと思いました。

今回取材をした伊勢形紙と織機工場。
本当に一枚の手ぬぐいが出来上がるのに多くの人たちの
手がかかっているのを改めて実感しました。

こうした人たちの思いをぜひ手ぬぐいから感じてもらえたらと思います。